「大好きなスポーツなのに、突然思うように体が動かない」
「簡単な送球やショットなのに、手がすくんでしまう」
その原因は
「自分のメンタルが弱いせい」
「気合いが足りないから」と、考える。
両方、関係ありません。
私たちは「イップスは精神論ではなく、科学的に解決できる現象である」
という確信のもと、脳と身体のメカニズムを解き明かす活動をしています。
試合や大事な場面など、プレッシャーがかかると症状が出やすいため、周囲からも「気持ちの問題」と言われがち。
近年の脳科学やスポーツ科学の研究によって、イップスの本質は(脳の運動プログラムに起きるエラー)」
であることが分かってきました。
私たちが身体を動かすとき、脳は無意識のうちに「どの筋肉に力を入れ、どの筋肉を緩めるか」を精密にコントロールしています。
しかし反復練習や、フォームへの細やかな気配りにより、ブレーキとアクセルを同時に踏んでしまうような状態に陥るのです。
緊張やプレッシャーは、その混線が表に出る「きっかけ」にすぎません。
あなたの心ではなく、神経の伝達経路にちょっとしたエラーが起きているだけ。
原因が神経のエラーである以上、がむしゃらな反復練習を重ねても、かえって混乱した動きを脳に刷り込んでしまいます。大切なのは、根性論で自分を追い詰めることではなく、脳と身体を正しく休ませ、動きを再教育してあげること。
私たちは、精神論に縛られて競技を諦めてしまう人を一人でも減らしたいという想いで活動しています。
感覚だけに頼るのではなく、筋肉の細かな動きをデータで確かめたり、脳がリラックスして動けるステップを整えたりと、科学的なアプローチで本来の動きを取り戻すための研究とサポートを続けています。
仕組みが分かれば、怖さは和らぎます。
そして、正しい順序でアプローチしていけば、身体はまた自然な感覚を取り戻せます。
出口の見えないトンネルのように感じるかもしれませんが、一人で抱え込む必要はありません。科学の力を借りて、もう一度のびのびとプレーできる楽しさを一緒に取り戻していきましょう。